旅行記とは別に、普段撮った写真を集めています。他のページとは逆に、上の方が新しい写真です。

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#0337 : 2009/07/29
本来は20時で終了のはずで「蛍の光」も掛かりましたがライトアップは消えず、21時少し前にまたショーがあってから消灯されました。ガンダムの足許にいる警備員の説明を横から聞いていたら、TVの収録があったので1回多くやったとの事でした。ここは公園なので、足許に行けない以外は夜中でも自由に見られます。

ようやく明かりが消えたので、大きい三脚を出してあちこちで撮ります。イベントとしては20時で終わっていて屋台も全部閉まっていますが、100人単位の人がみんな好き好きに写真を撮ったり眺めたりしています。日が暮れてから、特に消灯後は周りで上手く写真が撮れないという声があちこちで聞かれるようになりました。ガンダムが写真術の啓発に役立つとは思いませんでした。各々が色々と工夫をしているようですが、いつもやっているようにストロボを炊いても当然届きません。数十人の三脚を立てている人達を見てヒントを掴んでくれたらいいと思います。

最後に正面のお立ち台から色々なシャッタースピードとホワイトバランスを組み合わせて撮っていたら、小学生の男の子2人を連れたお父さんがここで光が届くんですかと訊いてきました。僕が撮った写真を見て驚いているお父さんに明るさとシャッタースピード、感度の関係を物凄く端折って説明し、とにかくカメラを固定して長い時間シャッターを開ければ綺麗に撮れますよと話しました。

そのお父さん曰く、ガンダムのバックパックが見えた時は思わず走ってしまったそうで、この作品が僕らに残したトラウマは恐ろしく大きくて深いのだなと改めて思いました。

#0336 : 2009/07/29
毎時30分に効果音と共に首が少し動き、毎時0分には3分間ほどのショーのようなものがあります。まず照明が落とされ、劇場版III「めぐりあい宇宙」の冒頭で使われていた曲が流れます。数曲のBGMが乗り替わっている間に照明が色々と変わり、首を動かしつつ機体の各所からミストが吹き出します。マニアとしては胸のラジエータやら関節やらバックパックやら、本当はカメラも光るのは変だとしか思えませんが、観客の反応は上々で終わると拍手が出ます。

日はとっぷりと暮れ、つい1週間前に皆既日食を作った月がガンダムに近付いてきます。

#0335 : 2009/07/29
この日から東京ビッグサイトで現場、しかも終わりが早いとくれば台場の実物大ガンダムを観に行かない手はありません。8月1日には左肩にオリンピック招致のマークが入るとのことで、僕は招致に反対でもあるし、興を削がれるというか、汚されるような感じもするので今週がラストチャンスです。

ゆりかもめを降りて看板が示す方向へと向かうと、ガンダムの背中側に出ます。周りからは「いたいたいたいた」「わあ」「デカい」「すげえ」「あっはっはっは」など、色々な声が聞こえます。「ああ、あのバーニアが.....」と恍惚とした声でつぶやく先輩に「すんません、バーニアってなんスか」と無粋なことを訊く後輩もいました。また、オリンピックマークを入れられる前に来たかったという話をしている人は何人もいました。みんな考えることは同じのようです。

まずはみんなが並んでいる股間くぐりに並びます。とは言っても極めて緩くて太い行列で、みんな並びながら写真を撮ったり眺めたりしているので、先に進みたい人は進み、じっくり見たい人は見ているという至ってのんびりとした雰囲気でした。

#0334 : 2009/07/01
以前からやっている似非SE仕事で福岡へ。1月に行ったアップデートに不具合があり、今回はその修正。「はやぶさ」が廃止されてしまったので仕方なく飛行機移動です。

たまたま仕事先に打ち合わせで来ていた子分と食事。水炊きが食べたかったので長野に行きましたが満員。小雨が降る中見付けたいろはという店に入りました。博多の街は山笠の飾り付けがあちこちにされています。

#0333 : 2009/06/26
幕張メッセからの帰り、舞浜で乗り換え。夕日が真っ赤です。この写真は露出を限界値の-2まで絞っていますが、実際に見ている感じでもこのくらい赤く、コントラストが強かったです。

#0332 : 2009/06/25
大阪から戻った翌日から幕張メッセで現場。幕張本郷駅に隣接する幕張電車区(今そういう名前なのかは知りませんが、僕は子供の頃にそう覚えました)に新しい成田エクスプレスの車両がいました。先頭部、特に運転台側面の窓の形がJR北海道の車両を思わせます。

#0331 : 2009/06/24
大阪市立科学館は展示も面白く、中でも宇宙線と放射線を可視化する装置は見ていて飽きませんでした。

新大阪の駅で夕食を食べている間に指定を取った列車が行ってしまったので、次に来た列車の自由席に乗ります。車両はN700系で、以前乗った時には気付きませんでしたが、こんな所にエアコンの吹出口があって風の向きや開閉を自分でいじれるようになっていました。

#0330 : 2009/06/24
19日から京都、21日から大阪と連続で現場があり、23日の本番終了後にこちらの友人達と鰻谷のじねんで呑んだ翌日。つるまるという店でやたらと美味しいうどんを食べてから来たのは大阪市立科学館。小惑星探査機「はやぶさ」の映画を観に来ました。プラネタリウムで上映することを前提とした全天映像なので、観られる場所が非常に限られています。

映画は内容よりも映像という感じでしたが、ついでで観たプラネタリウムがとても楽しかったです。若い男性学芸員が生で話すのですが、社会科見学で来ていたらしい小学生達を適度にいじりつつ、自分の言葉でテンポ良く話を進めていきます。僕の記憶ではプラネタリウムというものは退屈で眠くなるもののはずでしたが、歳を重ねるごとに感受性が豊かになっているのか、プラネタリウムが面白くなったのか、どちらなのでしょうか。

#0329 : 2009/04/02
「Fastech 360S」は比較検討のために前後で顔が違います。下の写真の顔がストリームライン、こちらがアローラインと呼ばれ、E5系はこのアローラインとN700系の中間のようなダブルカスプと呼ばれる形になるそうです。

E5系の量産開始後には200系は廃車、E2系とE4系は東北新幹線から姿を消して他の線に回されて、東北新幹線にはE5系のみが走り、全列車320km/h運転対応になるという報道もありましたが、その時に新在直通用のE3系がどうなるかはまだ判りません。

#0328 : 2009/04/02
2度目の仙台の帰り、仙台駅で列車を待っていると、E4系が出て行ったその向こうのホームに試作車のE954形、通称「Fastech 360S」がいました。その名の通り360km/h運転の試験用車両で、そのデータは東北新幹線用の新型車、E5系に活かされますが、最高速度は何故か320km/hにとどまるそうです。

#0327 : 2009/03/26
今年の春のツアー仕事は3月が東京ー仙台ー大阪ー名古屋を2周、4月は仙台に2回と名古屋に1回。既に3月分は終わり、4月の準備で行った仙台の帰り、東京駅に着くと400系、E2系、E3系、E4系が一ヶ所に顔を合わせていました。

#0326 : 2009/02/19
今回の仕事が長引くことは予想していましたが、さすがに9泊10日に及ぶとは思っていませんでした。その間何度か博多駅のみどりの窓口に足を運び、18日と19日の「はやぶさ」と「富士」の空席を確認しましたが、「はやぶさ」は常に満席、「富士」も禁煙の上段が2つとかしか空きがなく、仕方がないので新幹線で帰ります。

いつもなら「ひかりレールスター」から新大阪で「のぞみ」に乗り継ぐことが多いのですが、今回は疲れていたこともあって50A「のぞみ50号」のグリーン車にしました。車両は「のぞみ」からの撤退が始まり、8両編成に改造されて山陽新幹線で「こだま」として走り始めた編成もある500系。今では「のぞみ」としては日に2往復しか走っていなく、全面撤退も時間の問題でしょう。

新幹線のグリーン車に乗るのは初めてでしたが、車内販売が通る頻度がやたらと高いこと、アテンダントがおしぼりをくれたりゴミを回収してくれること、強い加齢臭を放つ乗客が多いことが印象的でした。

#0325 : 2009/02/10
ほぼ定刻で博多に到着。少なくとも下りの「はやぶさ」に乗るのはこれで終わり。最後にいつも失敗ばかりしていた流し撮りをしたら、画角は多少変ではあるものの、流し撮り自体は完璧に出来ました。

僕の今の心配事は帰路。今回の仕事は終わりがいつになるか見えていなく、従って帰りの切符もまだ買っていません。上りは比較的空いているとはいえ、もう一度乗れるのか、それともこの下りが最後になるのか、とても気になります。

#0324 : 2009/02/10
門司でやって来たED76は94。考えてみるとJR九州のED76は90番台の偶数ばかりのような気がします。門司を出発する時、下関ではぐれたMさんが窓の外に現れたので挨拶をしました。

乗り慣れた列車の車窓をスペースワールドのスペースシャトル、東田第一高炉とその横の銑鉄車と電気機関車、黒崎から少し併走する筑豊電気鉄道の線路、折尾の立派な駅舎と見慣れた光景が通り過ぎて行きます。

海老津と教育大前の間でED76が「ヒョオーッ、ヒョッ、ヒョッ」と汽笛を鳴らしました。また何も考えていないマニアが線路ぎりぎりで写真でも撮っているのかと思ったら、線路脇の道路に家族連れがいて、母親はビデオカメラを回し、子供達は手を振り、父親は直径70-80cmもある大きな手製の「はやぶさ」のヘッドマークを掲げていました。

#0323 : 2009/02/10
下関を出発し、右側の車両区を見下ろしていると、一番奥の川のすぐ手前にここまで「はやぶさ」を牽いて来たEF66が休んでいます。

#0322 : 2009/02/10
ゆるゆるとやって来たEF81は411。

#0321 : 2009/02/10
下関にて機関車付け替え。この日のEF66は51が入っていました。

ホームの上はとんでもない混雑で、何を考えているのかホームを走り回っている人達もいます。この人達が地道に乗っていてくれればもう少し延命も出来たのかも知れません。

#0320 : 2009/02/10
徳山で乗って来た車内販売はいつもと違うおばさんでした。先月の時もそうでしたが、1号車には徳山の結構手前から車内販売待ちの行列が出来て、ここに席がある身としては正直なところ迷惑でもあります。

しかたがないので僕も列に加わり、いつも通りあなごめしとお茶を買います。あっという間に売り切れになって新山口で補給を受けていた前回と違い、今回は相当な量の弁当や飲物を積んでいました。

席に戻り、瀬戸内海を眺めながら最後のあなごめしを食べます。今回は作りたてで美味しかったのが嬉しかったです。

#0319 : 2009/02/10
寝台の番号札の下にはJR九州が貼ったシールがあります。これは2月の間、熊本ー博多間に限り寝台券なしで乗れるという企画のためのもののようで、先月熊本で「はやぶさ」を降りたら駅にポスターがありました。面白い企画だとは思いますが、寝台券を持った乗客にとってはいい迷惑だとも思います。

#0318 : 2009/02/10
自身が鉄道が好きでその世界に入り、乗るのと模型が趣味だというMさんに現業ならではの話をあれこれと聞かせてもらった夜が明けて10日。いつも通り柳井の手前で車内放送が入って起きると、西の方の地平線近くの空に大きな月が浮かんでいて、山の稜線に見え隠れしていました。

#0317 : 2009/02/09
廃止が決まった1レ「はやぶさ」で福岡へ。実は1月に種子島への旅行の行き帰りに熊本まで往復しましたが、その帰りに福岡で捕まって仕事になってしまい、その作業の続きとしてまた福岡行き、半月も経たぬ内に再度乗ることになりました。

心情としては、1月の時は「はやぶさ」との別れのつもりで乗りましたが、最終回が終わったと思ったら延長突入、というような変な感じです。いずれにせよ、これが下りの「はやぶさ」に乗る最後となります。車内はごった返していて、廃止発表前には絶対に人がいた試しなどない上段にまでびっしりと人が乗っています。

何の巡り合わせか、今まで車内で一緒になって話をした人達はみんなその筋の人ではなく、普通に移動手段としてこの列車を使っているおじさんばかりでしたが、今回は上段にいた人と話をしてみたら、趣味的に乗っている人でした。

Mさんというその人は地方私鉄で運転士をやっていて、「はやぶさ」には今回初めて乗るとのこと。行き先は下関で、普通列車に乗り換えて門司で「はやぶさ」に追い付き、小倉から新幹線で大阪へ戻り、阪急他の路線に乗ってから大阪モノレールで伊丹空港へ、飛行機で東京に戻って翌日からまた仕事というハードスケジュールを組んだそうです。今まで色々な分野の人と会って話をしてきましたが、鉄道の現業に関わっている人というのは初めてです。

#0316 : 2008/11/22
寒かったのですが、あまりに綺麗な夜だったので撮りに行きました。最初は南の空を狙うつもりでしたが、あまり地上の物が面白くなかったのでオリオン座がいた南西向きにしました。場所は相変わらず荒川河川敷で、荒川を渡る高圧線の鉄塔を大きく入れました。ところどころで星の線が途切れているのは高圧線によるものです。

最初のうちはダウンの左右のポケットそれぞれに入れたコーンポタージュスープとミルクティーの熱でなんとかなっていましたが、すぐにそれもぬるくなり、あとはただひたすら耐えるだけ。結局夜明け直前にバッテリ切れで終わりました。コンポジット枚数は281枚、試し撮りも含めると320枚程度は撮れるようです。1枚あたりの撮影時間が長く、バッテリには相当な負担が掛かっているはずなので、普通に撮る分には軽く倍以上の枚数を撮れるでしょう。

設定はいつも通りですが、今回は画素数を今までの14.5Mpxから普段と同じ3Mpxに変えて撮ってみました。どうも画素数が減ったことによる弊害はないようで、逆に星が大きく写ります。当然ファイル容量も減って、今までは1枚撮るのに軽く1GB以上使っていたのが、400MBを切りました。

この日一番印象深かったのは、遅れて昇って来た上弦の月でした。高速道路に月の光っている部分を隠して見ると、暗い部分が地球の照り返しではっきりと見えました。写真を撮るようになって、色々と見えなかった物が見えたり、物の見方が変わって楽しいです。

#0315 : 2008/11/01
またも荒川河川敷へ。北極星方向なので星の見掛け上の移動量が少なく、もしかしたらシャッタースピードを少し伸ばせるかもとも思いましたが、今までと全く同じ撮影条件で撮りました。コンポジット枚数は159枚です。このカメラ位置から約5m後方にはホームレスのテントがあります。

今回は流星が2つ写り込みました。北極星の左側に写っているのには気付きませんでしたが、写真のほぼ中央に写っているのは見ていました。他の所を見ていて、ふと見上げるとシリウスのように明るい光点が。飛行機かヘリコプターが入ってしまったかと思って見ていましたが、そのわりには赤と青の航法灯やストロボライトが見えないな、と思っている内に暗くなりながら遠ざかっていき、見えなくなりました。カメラも途中から撮っていたようで、光跡が途切れています。やはりこのインターバルの長さは色々と弊害が多いです。

それにしても6回目の挑戦でようやく3枚目。とても効率が悪いです。しかもかなり寒くなってきたので、今年はそろそろ店仕舞いなのかも知れません。

#0314 : 2008/10/17
前日、4時過ぎから撮り始めたものの雲が出てしまって断念。この日も空が良い感じに晴れていたので、葛西臨海公園に再びやって来ました。この日は3時半から始めましたが、5時少し前に日が昇ってしまって撤収しました。

設定は前回と全く同じで、枚数は170枚。北極星周りは見掛け上の移動量が少ないので、シャッターのブランクも目立たなくなってそこそこ良い写真が撮れたと思いますが、もっと早い時間から始めていればと悔いが残っています。寒くなると身体も辛いし、なによりこんな長時間撮影だとバッテリが放電しなくなってカメラが止まってしまうので、毎晩夜空を見上げてはがっかりしたり焦ったりしています。

#0313 : 2008/10/11
月があまりにクリスピーかつクリスタルクリアな光を放っていたので、三脚を担いで荒川の河川敷へ。以前から狙っていた星の日周運動を撮ります。最初は北に向けて撮っていましたが、あまりに肉眼で見える星が少なくて地味だったので、ちょうどオリオン座が昇って来た東の空にカメラを向けます。風が強くて寒い夜なので、用心のため三脚の地面側を1段引っ込めました。

カメラの設定はマニュアルモード、ワイド端、F2.8、ISO100、15秒間、14.5Mpx。このために買ったエツミのE-6205というレリーズブラケットでレリーズを使いますが、付属の物にはストッパーがないのでハクバのストッパー付きの物と組み合わせて、フリー連写でレリーズ固定。あとはただひたすら放置します。この時はバッテリが最初になくなり、そこまでの撮影枚数は226枚、掛かった時間は2時間ちょっとでした。

今回やっているのは短時間露出大量コンポジットと呼ばれる手法で、どうやったら手持ちの機材で日周運動を撮れるか探していて、この手法を編み出した人の「痛い目みてなんぼ」というサイトを見付けました。銀塩写真では1コマで何時間も延々とバルブを続けるようですが、それでは地表が明るい場合は真っ白な写真になってしまいます。しかしデジタルカメラなら地表を基準にシャッタースピードを決めて大量に連写し、後でPhotoshop上で重ねれば地表と星の両方が適正露出になります。

実はFX150を買った背景にはこれをやりたかったというのもあります。FX01でも条件次第では可能ですが、夜景モードの限界である8秒より長いシャッタースピードが必要になった場合、星空モードを使うことになります。しかし星空モードでは連写が出来なくされているのでシャッターを切り直す必要があり、この時に確実に画角がずれるので事実上使えません。そこでFX150のマニュアルモードが必要になりました。

家に戻ってMacProに写真を流し込み、まずはAdobe Bridgeで画角がずれていないかチェック。この時は何故か最後の5枚が微妙にずれていました。いつもは3Mpxで撮りますが、今回は初めての手法なのと、画素数が多い方が暗い星も写るかもということでフル画素数の14.5Mpxで撮ったせいで1.7GBも持って行かれています。フル画素数で撮るメリットはもう1つあります。FX150に限らずFXシリーズにはシャッタースピードと同じ長さの処理時間が掛かり、その間はシャッターが切れないという欠点があります。この間はもちろん隙間となって残りますが、元の画素数が多ければリサイズした時にある程度は誤魔化せるかも、ということもあります。

問題がない写真を新しいフォルダにコピーし、最初の1枚を開いた状態でPhotoshopでStartrailsというアクションでバッチ処理を掛けます。Startrailsは探して見付けた物ですが、全てを選択>コピー>保存せずに閉じる>ペースト>レイヤーの描画モードを比較(明)に変換>画像を統合、という単純な中身です。バッチ処理を掛けたらまた放置します。

出来上がった写真を見て戦慄を覚えました。オリオン座の小三つ星がはっきりと写り、シリウス、プロキオン、ベテルギウスで構成される冬の大三角形も綺麗に昇って来ています。そして赤道面を境に逆方向に曲がっていく星達。肉眼では全く見えなかった暗い星もかなりの数が写っています。初回からこんなのが撮れてしまっていいのかなと不安になります。

この写真は容量を削るためにJPEG圧縮率を5にしていますが、ノイズが乗るのは仕方ないとして、意外だったのが圧縮率12の高画質の写真と色が変わってしまっていること。ベテルギウスもM42星雲ももっとちゃんと赤いし、他の星もかなり色が抜けてしまっています。これはどうしたらいいかなあと思案中です。

#0312 : 2008/10/04
球場を出ると、広島市民球場での公式戦最終戦で配られたポスターを持って記念写真を撮っている人達がいました。既に状況が絶望的だったこととあまりの大敗のせいか、僕の周りに座っていた人達も、球場の外にいる人達もみんな表情は穏やかで、今年のカープの善戦を労うような雰囲気でした。

僕としても、ルイスが打たれて終わるなら納得出来ます。今年この位置にいて、ここまでCS出場を懸けて緊張感があるシーズンを送れた要因のかなり大きな部分をルイスが占めているのは間違いないので、そのルイスで終わるならそれで良いと。

来年は球場が新しく、広くなって野球のスタイルが随分と変わります。マーティは既にその新しいスタイルに向けたチーム造りを進めているので来年が楽しみです。

#0311 : 2008/10/04
ここまでの流れからして4点取られる予定だった8回裏にはセットアッパーであるはずのシュルツが登板、金城、相川、石川に対して三振、ピッチャーゴロ、三振と完璧なピッチングを見せてくれました。ベイスターズの攻撃が延々と続くのに慣れてしまっていたので少し焦るほどあっさりと抑えました。

9回表にマウンドに上がったベイスターズの2番手は一部で「水差し野郎」の異名を持つ高宮。ここまで6試合、2回2/3を投げて自責点が7。防御率は驚異の23.63です。その昔、ジャイアンツにいた松原という選手が162.0という天文学的な数字の防御率を記録したことがありますが、高宮はそれを彷彿とさせてくれます。

そんなピッチャーが相手なので1点くらいは取れるだろうと高を括っていましたが、あっさりと三者凡退。ドラゴンズが勝つより先にカープが敗けてCS出場の望みが断たれました。

■左上:頼りになる中継ぎのシュルツ。来年も横山とのダブルセットアッパー体制が期待されます。
■右上:9回表2死の場面で緒方が代打で登場。レフトスタンドは最後のヤケクソ応援に力が入ります。
■左下:試合終了後、登板がなかったリリーフ陣がダッグアウトへと引き揚げて来ます。
■右下:ヒーローインタビューは2本塁打を含む3安打で5打点の内川。打率はチームの勝率をはるかに凌駕する.377まで上がっています。

横浜ベイスターズ 対 広島東洋カープ 22回戦
ベイスターズ10勝12敗0分 観衆18,003人 3時間5分
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
カープ
0
0
0
1
0
2
0
2
0
5
9
0
ベイスターズ
3
0
1
4
1
4
1
0
X
14
18
0
勝:小林 5勝5敗1S
敗:ルイス 15勝8敗0S
投手
カープ
●ルイス ー 上野 ー 高橋 ー 青木勇 ー 青木高 ー シュルツ
ベイスターズ
○小林 ー 高宮
本塁打
カープ
シーボル14号2ラン(小林) シーボル15号2ラン(小林)
ベイスターズ
内川12号ソロ(ルイス) 内川13号3ラン(ルイス)

打たれも打たれたりの18安打。試合前の打率が.176と酷い数字だった下園など4安打を放って.256と見られる数字になっていますが、1回を自責点0だった高宮の防御率は17.18と悲惨なままです。

#0310 : 2008/10/04
ルイスの後を継いだリリーフ陣もベイスターズ打線を抑えられません。上野が1回で自責点1、こんな所で出て来るのかと驚いた高橋健が0回1/3でなんと自責点4、青木勇は0回2/3を自責点0でしたが高橋健が出した走者を還し、青木高も自責点1と次々と炎上し、スコアボードには3回から14141と規則正しい数字が並びます。

こうなるともう何点取られても何も感じなくなり、たまにはこっちに点が入らないかな程度の気分になります。9-1と既に勝敗が決した雰囲気の6回表、シーボルのバットが突如火を噴きます。アレックスを塁上に置いてレフトスタンド中段への14号2ラン。レフトスタンドはヤケクソ気味に宮島さんの大合唱です。

そして8回表、14-3と更にリードを広げられ、死球の栗原を塁上に置いてまたもシーボルがレフトスタンド中段への15号2ラン。まるでリプレイのビデオを見るかのような打球でした。レフトスタンドのヤケクソ加減は更に過熱しています。

■左上:相手投手への気遣いから派手なガッツポーズを見せないシーボル。14号2ランを打って物静かにベースを回ります。
■右上:アレックスが待つ本塁へ。淡々とした本人とは対照的に、鬱憤が溜まったファンの宮島さんの大合唱が球場に渦巻きます。
■左下:意外な所で出て来た高橋健。結果は散々でした。気のせいか、背中がだるそうに見えます。
■右下:2打席連続の15号2ランを打ったシーボル。左上の写真とほぼ同じですが、球場内の光が全然変わっています。

4回裏に大量失点の呼び水となる守備のミスを犯したのは痛かったですが、このところのシーボルは打棒は凄まじいです。来年残れたら面白い戦力になりそうですが、そのためにはもう少し守備が上手くなってくれないととも思います。

#0309 : 2008/10/04
試合は1回裏にルイスが下園にいきなりヒットを浴びるとあれよあれよという間に3失点。修正能力がずば抜けて高い選手なので立ち直るかと思いきや、3回には内川にレフトスタンドに運ばれて1失点。非常に苦しい序盤となりました。

■左上:ルイスが上村相手にキャッチボールをしています。スパンスパンという音が心地良いです。
■右上:レフトの嶋とのキャッチボールをしに出て来た木村昇吾。去年まではベイスターズの選手だったので、ここは元本拠地です。打撃は全然ですが足が速くて守備が上手く、彼がいるお陰で試合の終盤に色々な手を使えます。「みなさんこんばんわ!昇吾です!」で始まるブログもポジティブな人柄が出ていて良いです。
■左下:いつもはどうしてだろうと思うほど簡単に打者を抑えるのに、この日はどうしてだろうと思うほど打たれたルイス。それでも彼がエースであることには変わりはありません。
■右下:沈黙を続けるレフトスタンド。この画角のすぐ左にいた女の子がやたらと元気だなと思っていたら、広島テレビのアナウンサーでした。後日この試合の観戦記がブログに上がっていました。

4回表に石原の二塁打で1点を返したその裏、先頭の石川が三塁線にバントで転がした打球をシーボルが捕り損ねて内野安打に。そこからまた連打を浴びて内川の3ランでとどめ。結局ルイスは4回を投げて失点自責点共に8。今シーズンワーストの結果となりました。

#0308 : 2008/10/04
前回の観戦から1日空いた4日、今度は横浜スタジアムへ。3日は試合がなかったので2試合連続の観戦ですが、ドラゴンズは前日もベイスターズをあっさりと下し、CS出場マジックはついに1。あと1回ドラゴンズが勝つかカープが敗けるとドラゴンズのCS出場が決定、ドラゴンズの残り試合数は11試合、カープは4試合なので事実上終戦していますが、ここまで来たなら最期を見届けようということでみたびAdobe PremiereのTシャツを着てやって来ました。

対戦相手のベイスターズは怒濤の14連敗中。引き分けが1つあるのでここ15試合、9月13日を最後に勝っていません。こんなピンが抜けた手榴弾のようなチームと対戦するのは嫌なものです。

横浜スタジアムには知り合いがいるので、適当に良い席取っといて、とお願いしたら指定席FAの最前列、一番ホームベース寄りから2席目(1席目は警備員用)が用意されていました。役得以外に言葉がありませんが、値段は別に変わらず、普通に4,500円払いました。

■左上:神宮にも増してカープファンだらけ。意外なことにベイスターズ側にも負けない数の客がいて、全体的にかなり入っています。ここの席はフェンスがやたらと低く、左打者がカットした球が直接飛び込んで来そうです。
■右上:前回の神宮で背番号110のユニフォームを着た小さな女の子を見掛け、随分とマニアックというか、間違いなく娘さんか血縁者だろうなと思っていたら本人がいました。松本隆ブルペン捕手でした。
■左下:チアガールを眺めるマスコット達。席に座ってこの高さなので、かなりグラウンドレベルに近いです。
■右下:デーゲームなのでテレ端まで寄っても普通に撮れます。バッターがアレックスなのもあって少しアメリカっぽい雰囲気です。

横浜ベイスターズ
広島東洋カープ
下園
.176 / HR0
1
東出
.316 / HR0
藤田
.198 / HR1
2
赤松
.263 / HR7
内川
.374 / HR11
3
アレックス
.305 / HR15
村田
.325 / HR42
4
栗原
.330 / HR21
吉村
.258 / HR32
5
.308 / HR7
金城
.247 / HR9
6
シーボル
.268 / HR13
相川
.256 / HR7
7
石原
.259 / HR9
石川
.248 / HR1
8
小窪
.265 / HR3
小林
4-5 S1 / 4.32
9
ルイス
15-7 S0 / 2.33

カープの先発野手陣は前の試合と同じ。対するベイスターズは中軸の3人以外、特に1-2番の打率が酷いです。5月頃から消化試合というか、来年分のオープン戦をやっているからかも知れませんが、出場試合数が少ないとはいえちょっとあんまりです。先発はルイスと小林。苦手のベイスターズ相手で得意ではないデーゲームとあまり良い要素がありませんが、なんとかしてくれるだろうとこの時は思っていました。

#0307 : 2008/10/02
1回裏に先頭の青木にいきなりヒットを打たれ、あーこりゃやっぱダメだと思っていたら、何故か大竹は抑え続けて回は進みます。打つ方は防御率9点台の高卒ルーキー相手に沈黙を続け、やはりこちらも淡々と回が進みます。

試合が動いたのは8回裏。1死1塁の場面で無失点を続けていた由規に代わり一部好事家達の間で「魔将」と呼ばれているガイエル。ガイエルは「貫禄」と呼ばれる四球で出塁してチャンスを広げましたが、後続が倒れて結局無得点。9回表のマウンドに上がったのは随分と久し振りな気がするけれど相変わらず髪が長い五十嵐。その五十嵐は先頭の東出にヒットを許し、パスボールに悪送球、バント失敗など色々とプロらしくないプレーの応酬の結果、カープが1点を取ったというか、もらってようやくリードします。

形はどうあれリードをしたので、当然永川が来ると僕は思っていましたが、大竹はダッグアウト前でのキャッチボールを止めません。あれ、と思っている内に9回裏になり、大竹がマウンドに。前のイニングで少しバタついたこともあって、いいのかなと思っていたらマーティが出て来て交代を告げます。どうも永川の肩が出来るまでの時間稼ぎだったようですが、マウンド上の大竹は明らかに戸惑っています。時間稼ぎならそうと本人に伝えていれば良かったのですが、コミュニケーションを大切にするマーティにしては珍しいことです。

結局、永川はいつも通り4者凡退に抑えてゲームセット。しかしドラゴンズが大連敗中のベイスターズ相手に当然のように勝ったので状況はますます悪くなっています。

■左上:「魔将」「貫禄」「魔空間」「猛球賞」「サイレントホームラン」「ウォーキング・ベースボール」等々、一部好事家達の間で数々の伝説や逸話を残しているガイエル。今年は三冠王を獲りそうな勢いで4月は打ちまくっていましたが、本塁クロスプレーでの怪我以来絶不調。それでも来期残留の目もあるそうなので、来年もぜひ帰って来て欲しいです。
■右上:明らかに不貞腐れた顔で降板する大竹。
■左下:ヒーローインタビュー中もあまり笑顔はありませんでしたが、ダッグアウトでは普通に笑っていたようです。
■右下:9月28日の広島市民球場公式戦最終戦で配られたポスターを掲げる人達。逆の面には「必ずここへ帰ってくる」と書かれています。右側の人は新井のユニフォームの名前の所にガムテープを貼ってカタカナで「シーボル」と書いています。僕は膿を出したという面もあるのかな、と思いますが、やはり熱狂的なカープファンからすると新井は裏切り者なので、マジックで塗り潰したりテープを貼ったりと、色々なパターンの目撃談が聞かれます。

東京ヤクルトスワローズ 対 広島東洋カープ 24回戦
スワローズ11勝12敗1分 観衆13,615人 2時間42分
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
カープ
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
5
0
スワローズ
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
5
1
勝:大竹 9勝13敗0S
S:永川 4勝1敗38S
敗:五十嵐 3勝2敗2S
投手
カープ
○大竹 ー S永川
スワローズ
由規 ー ●五十嵐
本塁打
カープ
 
スワローズ
 

とっくに徳俵には足が掛かっていますが、この日もドラゴンズが勝ってCS出場マジックを2とし、いよいよ重心が後ろに傾いて来た感じです。

#0306 : 2008/10/02
前回の観戦後、カープはなかなか良いペースで勝ち星を重ね、9月28日の広島市民球場での公式戦最終戦までで6勝4敗1分、順位もドラゴンズの上をキープしていましたが、甲子園で無理矢理強行された29日の試合からあれよあれよと3連敗。あっさりとドラゴンズに抜かれ、残り試合の関係もあってCS出場はほぼ絶望的。

そんなこともあってこの日の観戦はどうしようかと思っていたら、栗原がブログの1日のエントリー「今、伝えたいこと。」で非常に率直な心情を吐露していて、これは可能性が残っている間は応援に行かないと、とAdobe PremiereのTシャツを着てやって来ました。栗原のブログは更新頻度は高くないものの、かなり赤裸々に気持ちを書いていて、不器用ながらも考えている事を一生懸命に伝えようとしているのが解って読んでいて面白いです。

■左上:ウォーミングアップ中の栗原。連敗中ですが、選手達に暗い雰囲気が漂っていないのがチームの成長を感じさせます。
■右上:前回は2軍にいたシーボル。ブラウワーの怪我で入れ替えになりましたが、ここのところ物凄い勢いで打ちまくっています。
■左下:さすがにCS出場がほぼ絶望になったので客の入りは前回よりずっと悪いですが、相変わらずカープファンの方が数が多いです。僕の席は前回の席の1列後で2席左とほぼ同じです。
■右下:ちょうど試合開始と同時に上空にヘリコプターが。最近ではジャイアンツ戦ですらまともに中継がないので、たぶんTV局ではなく観光用でしょう。とてもうるさくて迷惑です。

肉うどんを食べていると先発メンバーが発表されます。神宮のうどんは初めて食べましたが、広島市民球場のカープうどんに勝るとも劣らぬ美味しさでした。

東京ヤクルトスワローズ
広島東洋カープ
青木
.359 / HR14
1
東出
.314 / HR0
川島慶
.257 / HR4
2
赤松
.263 / HR7
福地
.328 / HR8
3
アレックス
.307 / HR15
畠山
.281 / HR9
4
栗原
.330 / HR21
飯原
.291 / HR8
5
.310 / HR7
ユウイチ
.272 / HR0
6
シーボル
.270 / HR13
田中
.282 / HR5
7
石原
.258 / HR9
川本
.239 / HR2
8
小窪
.267 / HR3
由規
1-1 S0 / 9.22
9
大竹
8-13 S0 / 4.08

この日の先発は僕の予想と違って大竹。大竹はスワローズに弱くて次カードのベイスターズに強く、ルイスはスワローズに強くてベイスターズに弱いのでルイスが来るだろうと思っていたので、発表になった時は椅子の上でずっこけてしまいました。

左腕の高橋健が1日に登録されて以来投げていないということで、スワローズの6番には偵察メンバーとしてダグラスが名を連ねていましたが、1回表の守備からユウイチが入ったので実質的な先発ということでここに入れてあります。

#0305 : 2008/09/15
得点は1対2のまま迎えた9回裏、毎回毎回きっちり抑えるものの、大抵1人はランナーを出して「4者凡退」と呼ばれる永川がこの日は珍しく3者凡退でスワローズの攻撃を退けてゲームセット。久し振りの5割復帰を果たしました。ヒーローインタビューは14勝目を挙げたルイスでした。少し見切れている西村通訳は永川に顔が似ています。ちなみにマーティの通訳はカープとベイスターズで選手だったジョー古河です。

東京ヤクルトスワローズ 対 広島東洋カープ 17回戦
スワローズ8勝8敗1分 観衆20,483人
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
カープ
0
0
0
0
0
2
0
0
0
2
11
1
スワローズ
0
0
1
0
0
0
0
0
0
1
5
0
勝:ルイス 14勝6敗0S
S:永川 4勝1敗34S
敗:ゴンザレス 1勝3敗0S
投手
カープ
○ルイス ー H梅津 ー S永川
スワローズ
●ゴンザレス ー 押本 ー 松岡 ー 木田
本塁打
カープ
 
スワローズ
 

今年のカープの好調はルイスをはじめとした外国人選手の力もかなり大きいです。ルイスは(少なくとも去年の)黒田を凌駕する投球を見せ、アレックスは併殺が多いものの3割をキープし、シーボルは打撃も守備も穴はあるものの物凄く重要なところでヒットを打ち、イニング頭からならかなりの確率で抑えるシュルツ、打たれつつもなんとなく抑えるブラウワーと、5人が4人の外国人枠を争っています。他にも故障で離脱してしまってはいるものの先発させたら意外と良かったコズロースキー、ウエスタン・リーグで抑えをやっているマルテもいます。

今年のような大豊作は珍しいですが、ここ数年のカープの外国人補強が上手く行っているのはなんと言ってもエリック・シュールストロム駐米スカウトの力が大きく、とある金満球団が引き抜きを画策したこともあるとか。しかし故障でファイターズを自由契約になり、リハビリの後に拾ってくれたカープに恩義を感じているそうで、今後も良い選手を連れて来てくれるでしょう。

ともあれ、ようやく5割に戻しました。ここから先は本当に厳しい試合が続きますが、きっちり勝っていかないとなりません。やはりクライマックス・シリーズの恩恵というのは大きいと改めて感じます。以前までならAクラスに入っても翌年の開幕権(現在は翌々年)しかメリットがありませんでしたが、CSがあるお陰で今年はこの時期になっても野球を真剣に観ていられます。そして限りなく可能性は小さいですが、もしかしたら広島市民球場の最後を日本シリーズで飾れるかも知れないのです。

#0304 : 2008/09/15
試合は3階裏にルイスがヒット、死球、四球で1死満塁のピンチを招き、ここで迎えた青木は強い打球ながら1塁の栗原の真っ正面へのゴロ。3-2-3の併殺かと思った瞬間、栗原がファンブルしてバッターランナーしかアウトに出来ず、1点先制されます。僕の中では今日の栗原のノルマは2打点になりました。

一方カープはぽかんぽかんとヒットは出るものの点は取れないといういつもの攻撃。チーム打率だけは2割7分あたりで12球団でもトップレベルなのです。ゲームが成立した5回あたりから小雨が少しづつ降り始め、これは危ないぞと思っていた6回表、赤松と天谷を塁上に置いて栗原がレフトにノルマ達成の2点タイムリーツーベース。1塁から長躯ホームインした天谷の走塁が光りましたが、それを助けようとしたのか栗原は2塁を大きく回った所で憤死しました。

■左上:ルイスは7回1失点でいつも通りQS達成。7回裏は危なかったですが、梵のファインプレーに助けられました。
■右上:7回表、カープの攻撃前にジェット風船を飛ばします。甲子園が元祖だと勘違いしている人が多いですが、広島市民球場が発祥の地です。
■左下:その裏、スワローズ側は当然東京音頭とビニール傘。今日のような小雨交じりの日は羨ましいです。
■右下:8回に梅津を挟み、9回は大きな拍手に送られて永川。相手チームのファンからは声援、カープファンからは悲鳴が上がっていた去年とは大違いです。

それにしてもカープファンの声援が凄いです。特に声だけで「アーッ! レッ!」と名前を呼ぶアレックスの応援ではレフトスタンド全体が絶叫しています。

#0303 : 2008/09/15
球場入りした時点では試合開始までまだ1時間以上あり、カープの選手が打撃練習をしています。

■左上:スワローズの選手がグラウンドに出て来てストレッチを始めると、マスコットのつば九郎も一緒にやり始めます。
■右上:誰だかは知りませんが、女の子が数人2塁ベース後方に出て来て当て振りで歌いながら踊っています。この手のいかにもTV局っぽいタイアップ丸出しのアトラクションを見る度に、どうしてTV局の連中はこうも頭が悪いのだろうと溜息をつきますが、つば九郎は健気にケーブルの介錯をしています。
■左下:いつの間にか替わっていたスコアボード。全面にビデオやカメラの映像が流れたりもします。スコアボードとしては以前と同じデザインですが、神宮特有だった選手全員の打率と本塁打の表示は広告スペースになってしまいました。
■右下:6月中旬に2桁勝利を挙げ、前半戦だけで半ば伝説となったルイス。故障でしばらく投げられませんでしたが、復帰後も変わらず安定したピッチングを見せています。

#0302 : 2008/09/15
当日券売り場で3塁側のS指定席券を買い、スタンドへ。中に入る前からなんかカープファン多いな、と思っていましたが、内外野ともに3塁側の方が人が入っています。これは時間が経ってもそのままで、20,483人の発表があった観客の6割以上がカープファンでした。

ローズがいなくなってからベイスターズファンでなくなり、その後はラロッカ他のひいきの選手を選手単位で応援していましたが、現役時代に好きだったマーティ・ブラウンが監督となって帰って来たので、チームとしてはここ数年カープに傾倒していて、昨年は甲子園と広島市民球場まで応援に出掛けたりもしました。

ですが、就任1年目、2年目と成績は振るわず5位。3年目の今年はエースの黒田がドジャースに、4番の新井がタイガースに引き抜かれて春先から終戦ムードが漂っていました。が、蓋を開けてみると大健闘。去年までの鬼門だった交流戦を勝ち越すとその後もコンスタントに勝ち星を積み重ね、7連敗をしても持ち直して常に5割の少し下から3位を狙い続けています。

好調の原因はやはり目先の1勝にこだわらず、大きなスパンで物を考えて選手、特に投手に無理をさせないマーティの手腕によるものが大きいでしょう。普通の監督なら契約の最終年で、来年からは新しい球場、オーナーは口だけ出して金を出さない、監督経験はないけど生え抜きの次期監督候補がすぐ後ろに控えている、となれば与田、上原、森田、近藤を使い潰した星野仙一のように投手の選手生命と引き替えに自分のクビを守るものですが、マーティはあくまでもどの試合も1/144と考え、極力投手に負担を掛けず、なんとかやり繰りして凌いでいます。とはいえストレスは相当なもののようで、今年は好物のビールとお好み焼きで随分と太ってしまいました。

チームも若手中心に随分と変わりました。野手では東出の攻守両面での開眼、天谷の成長、新井の人的補償で来た赤松の活躍、新しく4番に座った栗原が比較的短期間でしっかりとした4番に育ち、先発では新外国人ルイスを軸に前半戦大活躍だった高橋建や不安定ながらたまに輝く大竹が脇を固め、中継ぎ陣はルーズショルダーが再発するまでは絶対的セットアッパーだった横山を中心にシュルツ、ブラウワーの両外国人、梅津、上野、抑えは去年の絶不調が嘘のように復活した永川と戦力を整え、更に先発の前田健、篠田、齊藤の怖い物知らずの若手3人組がここに来て急成長を見せています。

そしてこの日は、ここまで1勝13敗1分と圧倒的に分が悪い借金1からの5割挑戦。ただ、今までと違うのはルイス他の勝てるピッチャーで借金1まで来ても、5割挑戦は長谷川や宮崎といった谷間に当たってしまうという巡り合わせの悪さがありましたが、今日の先発はルイス。これは行かないでどうする、という事で駆け付けました。一応縁起物ということで赤い服を探しましたが、あったのは何かでもらったAdobe PremiereのTシャツだけだったのでそれを着ています。この日の両軍の先発メンバーは以下の通りです。

東京ヤクルトスワローズ
広島東洋カープ
福地
.331 / HR8
1
東出
.324 / HR0
宮本
.314 / HR3
2
赤松
.275 / HR7
青木
.355 / HR13
3
天谷
.259 / HR4
畠山
.297 / HR9
4
栗原
.330 / HR18
飯原
.301 / HR8
5
アレックス
.296 / HR13
田中
.288 / HR4
6
石原
.261 / HR9
川島慶
.243 / HR4
7
喜田
.247 / HR3
福川
.202 / HR7
8
.228 / HR1
ゴンザレス
1-2 S0 / 3.75
9
ルイス
13-6 S0 / 2.38

この日のカープは嶋を下げ、アレックスが珍しく5番に。3番には天谷という機動力重視の布陣で来ました。一方スワローズにはガイエルというこれまた僕好みの選手がいるのですが、4月は打ちまくったものの本塁でのクロスプレーで故障してから絶不調。時々1軍に戻って来ますが、今はファームにいます。

#0301 : 2008/09/15
渋谷から山手線で代々木に出て、総武線で千駄ヶ谷へ。銀座線で外苑前に出るのが電車に乗っている時間的にも駅からの距離も最短なのですが、久々にホープ軒に行きたくなったので遠回りしました。頼んだのはチャーシューメンのメンマ乗せ。ごくたまに来る度に思いますが、やはり僕が好きなのは千駄ヶ谷ホープ軒ではなく、吉祥寺ホープ軒のようです。

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