■ 第4日 / 1月24日 ■

稚内で過ごした2泊3日も過ぎ、この日は洞爺へと移動します。

駅 名
時 刻
列 車
線区名
稚内
07:37発
3032D
スーパー宗谷2号
宗谷本線
旭川
11:12着
11:14発
函館本線
札幌
12:38着
13:17発
5014D
北斗14号
白石
通過
千歳線
沼ノ端
通過
室蘭本線
洞爺
15:02着

旅程は上記の通り簡単で、ただ移動だけで終ってしまった1日、という感じでした。それもそのはず、稚内から札幌経由で洞爺までは実に561.1Kmもあり、東京から大阪よりも遠いのです。やはり北海道に来ると距離感が狂ってしまっていけません。

7時頃に起床してチェックアウトを済ませ、駅へと向かいます。この写真は7時20分に撮った物ですが、朝が早いはずのこの土地なのに東の空は未だ赤味掛かっていました。

駅に着き、夏に見掛けた駅弁売りのおじいさんを探しますが見当たりません。仕方がないので手ぶらで先頭の喫煙自由席の車両へと向かいます。後に2ちゃんねるの駅弁スレッドで訊いた所、あのおじいさんは1月上旬に亡くなられたとの事。何と言うか、時間という物の非情さを思い知らされた気分です。

これが3032D「スーパー宗谷2号」の顔。車両はこの列車のみで使われているちょっと下膨れのキハ261系です。車内は程々の混み加減でしたが、車が使えなくなる冬の北海道では特急がかなり混むらしく、来る時に乗った「サロベツ」と同じくこの列車にも増結車が繋がれていました。

南稚内の次の抜海という駅の辺りで少しだけ海辺を走ります。ここは天気が良いと利尻富士が見える場所なのですが、夏に続いて今回も雲の向こうに隠れていました。

稚内を発って約1時間後、幌延の辺りで放送が入り、車内販売が始まったとの案内がありました。しかし、一番後の車両から回るというので、大人しく待っていたら一番前の車両に来るまでにどれだけ待つか判らないし、来た時点で弁当が残っているかも怪しいものです。しかも既にかなり空腹です。なので、歩いて買いに行って手に入れたのが、このかに弁当でした。値段はそれほど安かった記憶はありませんが、蟹がふんだんに入っていて美味しい弁当でした。

食べ終って1時間程経った頃にようやく車内販売が回って来ましたが、読み通り弁当は売り切れていました。

9時32分、音威子府に到着。ここでも結構乗客が増えて、段々と席が埋まって来ました。それにしてもここの名物の駅そばはいつになったら食べられるのでしょうか。

この後も乗客は増え続け、遂に名寄では通路にびっしりと人が立っているという状況になりました。JR北海道にとって冬は書き入れ時のようです。

岩見沢に着いたのは12時11分で、定刻より3分遅れでした。レンガ造りの岩見沢レールセンターが見えます。

3分間遅れたまま12時38分に札幌到着。店は違いますが、行きと同じく駅の食堂街で行きと同じラーメンチャーハン定食を食べました。

札幌からは5014D「北斗14号」で洞爺へ。この列車もやはり増結車が繋がれていて、増21号車とか随分飛んだ番号が振られていました。一番後の車両だけ他と全然違う色に塗られていますが、以前コンサドーレ札幌カラーに塗られたこの形式の写真を見た事があるので、その名残かも知れません。

洞爺の駅前にはそこそこ雪があるものの、稚内とは比ぶべくもありません。やはりここは道南なのだと感じます。

今回の旅行記は間に現場を挟んでいるので、ここで中断が入ります。続きは6日後の1月30日からになります。

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