ついに全国ツアーも本番。旅程は

4月13日:東京で仕込みとリハ
4月14日:東京本番、終って即大阪へ移動、リハ
4月15日:大阪本番、終って即博多へ移動、準備
4月16日:博多で仕込みとリハ
4月17日:博多本番、終って即名古屋へ移動、準備
4月18日:名古屋で仕込みとリハ
4月19日:名古屋本番

という物でした。移動は全て新幹線です。19日は名古屋に泊まって(他の人達は各地元へ帰りました)20日に徘徊旅行をしたのですが、それは別ページにて。

13日、この日は仕込み日。会場は東京国際フォーラムのホールA。1階客席部分に作られた映像卓から上を見るの図。

本番中は普通に仕事をしているのでロクな写真もなく、あっという間に東京が終了して大阪へ移動。移動には確か17時20分東京発新大阪行き1083A「のぞみ83号」を使ったのではないかと思います。結構時間がタイトで最後は走った覚えがあります。

で、これは大阪城ホールの搬入口脇の石垣。14日の夜撮影。時折こういう予想外な写真が撮れるのが楽しいです。

15日の朝7時ちょっと前。まだ誰もいない大阪城ホール。元々はもっと暗く写っていたのですが、Photoshopで自動補正3連発+シャープフィルタを掛けたらこんなに。ちなみに前日は日付が変るまで働いて、その後2時半過ぎまで鰻谷の寿司屋でオダを上げていたので結構疲れていました。

恙なく本番も終わり、新大阪へ移動するタクシーを待っていた時の一葉。2枚上の写真と同じく大阪城ホールの搬入口の所にて。この日は前日からの雨も上がり、抜けるような青空が非常に印象的でした。

この日の移動は17時58分新大阪発博多行き389A「ひかりレールスター389号」でした。何の団体だか判りませんが、物凄い数のおじいさんおばあさん達がホームにいて、ドアが開くや否や指定席なのに我先にと乗車していきました。

発車してわりとすぐの車窓。雨上がりだったせいか夕焼けが非常に綺麗でした。

この列車は小郡に停車するのですが、その手前でデッキから見ていたら、この間の出雲大社行きの時に見て回った車両区のターンテーブルが見えました。スハフ12もちゃんと同じ場所に止まっていました。

博多に着いて色々と雑事を済ませ、日付が変る少し前に博多駅前のビジネスホテルに投宿。即ホテルを出て呑み屋を探してうろうろしていた時の一枚。

博多駅前というのは不思議な場所で、駅前の特等地のはずなのにこんなに広い面積でいくつも駐車場が固まっています(奥に見えるビルの所まで駐車場です)。思わず何か複雑な権利関係でもあるのではないかと穿った見方をしてしまいます。

この写真はDimage Xiの弱点、広くて暗い所でちゃんと撮れないのをどう克服するかを考えた末の結果。ストロボをオフにして金網の上に乗せ、セルフタイマーを使いました。そうしたら意外にちゃんとした絵を吐き出してくれて驚きました。

調子に乗って長時間露光シリーズ2枚目。今度は道端に置いてみました。この手法の弱点は、必ずしも自分の好きな場所にカメラの置き場所があるとは限らず、あってもカメラの角度は思うに任せないという所でしょうか。この時もカメラに付けている純正のストラップを角度調整に使ってみましたが、微妙に動いてしまうようです。三脚を持ち歩く気など毛頭無いので何かしら考えないといけません。

たこ焼? 西成? という事でいきなり大阪に戻されたような気がしましたが、確かにこれは博多駅のガード近くです。

結局、この時間に開いている呑み屋を見付けるまでに1時間程歩き回ってしまいました。こんな大きな駅の前なのに不思議です(まあ、東京駅近辺も似たような物かも)。最終的に日航ホテルの裏手に1軒だけ4時まで開いている店を見付け、そこで3時近くまで呑んでました。有明海で獲れる「あげまき」という太めの指位の大きさの細長い貝の塩焼きを食べてみました。クセは強いのですが、貝自体の出汁が濃くてなかなか旨かったです。

明けて翌16日、会場である福岡国際センターに行くつもりが色々と手違いがあってタクシーは隣の隣にある福岡国際会議場へ。仕方ないので裏から回ったらこんな観光船に出くわしました。クルージングしながら中華バイキングなどを食せるようです。数年前に仕事で東京湾納涼船に乗っていた頃を思い出してしまいました。2階部分には「中國福建漁輪廠製造 一九八九年六月」と書いてありました。

上の写真を撮った場所でそのまま右を向くとこんな船が。確か納涼船もかめりあ丸(別の船ですが)だったよな、とか思いつつ調べてみると、カメリアライン(株)所属の貨客船「かめりあ」15,439トンで、ここと釜山の間215Kmを15時間40分掛けて結んでいるそうです。

2枚上の写真でも後に写っていますが、確かマリンタワーという名前だったかと。赤と白と銀の取り合わせがなんとなくウルトラマンチックです。ちなみに老朽化が酷くて既に一般客の立ち入りは禁じられているそうです。最近、通天閣を皮切りに札幌テレビ塔、京都タワー、神戸ポートタワーと仕事の空き時間を利用してこの手の展望塔によく登っている僕としては残念至極。

17日朝、本番日の福岡国際センター。誰もいません。ちなみに前日の夜も2軒ハシゴして、最終的には例の日航ホテルの裏手で3時半とかまで呑んでいました。顔を覚えられていたらしく「あらー、今日はお二人さんなのねー」とか言われてしまいました。

無事本番が終って名古屋へ。今まではPAや映像チームの人達と一緒に動いていましたが、この日は僕一人だけ先に移動。乗ったのは17時22分博多発東京行き28A「のぞみ28号」でした。新大阪を境に乗車率が跳ね上がるのに驚きました。

博多駅で明太子を買って新幹線ホームへ上がる途中で九州新幹線のポスターを見付けました。しかし、新八代ー西鹿児島って。こんなド中途半端な線区を作ってどうするんでしょうか。いずれ博多まで繋がるのでしょうが、一体いつになるやら。

現場に入ると否応無しに弁当責めにされる影響で駅弁はあまり食べないのですが、この日は時間がなくて買いました。2種類あったかしわ飯の片方。味の方は、まあ、こんなもんかな、という感じでした。この日の夜はPAチーム&映像チーム&舞台監督チームで呑んでいました。多分2時半頃には終ったんじゃないかと思います。

18日の朝、名古屋での会場、名古屋市民会館大ホールにて。ここのセリは御覧の通りデカいです。奈落も非常に深くて、人が見えている所から更に1階層下まで降ります。本当はそこまで撮りたかったのですが、立ち入り禁止のエリアを大きく取られていたのと、この写真の右側に写っている通り、既に照明さんがバトンを降ろしてサスの吊り込みを始めていたので諦めました。

余部鉄橋のような開き馬(脚が開く馬。馬.....はどう説明したらいいんだか)。この後奥に写っている通り、平台(3尺×6尺の台)を乗せて卓を作りました。

カメラさんが持ち込んでいた多分放送用のカメラ。僕がよく御一緒させて頂くチームは業務用のカメラを使うのですが、このチームは放送用を使っています。実際、TVの仕事が多いようです。

仕込みとリハが終わり、僕にとっての聖地、風来坊住吉店へ。ここの手羽先は関東で食べられる甘くてベタっとした物ではなく、スパイシーで表面が非常にさらっとしているのが特徴です。去年のこのツアーで初めて食べて以来虜になり、11月にプロ野球絡みの仕事で来た時にも「くるみ」に連れて行ってもらった後に来ました。

この店では偶然にもよく知っている照明をやっている奴が浜崎あゆみのツアーで来ていて、意外な再会を果たしました。結局2時に閉店で追い出されるまで呑んでいました。これで5日間連続でそんな時間まで呑んで、朝一から働いてます。我ながら驚異的な体力だと思います。早死にするでしょうけど。

19日の朝。ここまでの各会場ではプロジェクターを使っていましたが、この会場は物理的制約からLEDです。この白い丸の中にRGB各色のLEDが1つづつ入っていて、それが6mmの間隔で並んでいます。通常、LEDだとあまり綺麗な絵が出ないのですが、これは解像度は低いながらも今までの先入観を吹き飛ばしてくれるほど綺麗でした。これでもっと簡単に大画面化/高解像度化が出来ればと思います。

この日の映像卓はパソコンだらけ。手前から持ち込みの15インチPB G4、12インチPB G4、DOS/Vノート、僕の15インチPB G4。ここには写っていませんが、この写真のすぐ右にも持ち込みのDOS/Vノートと字幕スーパー出し用のDOS/Vノートがいました。

バラしが完全に終った後、ステージの一番奥から。やはりストラップをカメラの下に敷いたのではブレてしまうようです。

ステージ下手(客から見て左側)袖の綱場。ここの幕は緞帳以外は全部人力だそうです。

上手袖のエアダクト。なんとなくSFチック。

という事で長かったこのツアーもようやく終了。僕以外の人達は三々五々各ホームタウンへ散って行ったのですが、独りで可哀想だからとPAさんと舞台監督さんが呑みに付き合ってくれました。

この写真は彼らが帰った後、ホテルにチェックインして散歩に出た際に撮った物。

今度は駅の逆側、中日ビルがある側で。やりようによってはこれら2枚みたいな写真が撮れるのだなあと改めて道具は使いようだと思い知りました。

この日のホテルの隣の連れ込み。何故こんな名前なんでしょう。

この日に泊まったホテルは建物や施設が良くなかったのも痛かった(その割には東横イン程度の値段はする)のですが、何より門限があるのが困りました。お陰で深夜の散策もそこそこに、0時半にはホテルに戻りました。さて翌日は金沢行き。ルートも大糸線ルートと迷った挙句、北越急行線ルートに決めました。後は乗るだけです。そちらの詳細は次のページにて。

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