仕事が終った後に自費で一泊し、18時半には東京の某所にいなければならないという制約の元、慌ただしく大阪城と太陽の塔を回って来ました。

四ツ橋のホテルを出て、まず向かった大阪城。長堀鶴見緑地線の大阪ビジネスパーク駅から行ったので裏から入ったようでした。

天守閣の鯱。こうやって見ると結構高いです。鯱の向こうに見える建物は後で入った屋台と食堂かと思います。

大阪城ホール。4月の現場のロケハン?も兼ねて。城内はイメージしていたのと違って非常に狭く、こんな所に本当に殿様だの大奥だの家臣だの家来だのがひしめいていて大丈夫だったのだろうかと思います。しかも内部は完全に今の建築になっていて、往年の面影は全くゼロ。お陰で城の歴史はなんとなく解りましたが、これで良いのでしょうか。

逆サイドの鯱。Dimage Xiはカメラとしてはかなりダメだと思っていましたが、昼間の自然光では結構まともに写ります。この後正面側の屋台でタコ焼きを買い、隣の食堂でお茶と一緒に食べました(持ち込みできまっせー、というのをアピールしていました)。大阪のタコ焼きが旨いのは当たり前ですが、こんな観光地ですら旨かったのは驚きでした。

谷町4丁目駅から中央線に乗り、本町で乗り換えた御堂筋線を北に向かい、大阪モノレールの始発駅、千里中央へ。御覧の通り下にホームがあり、そこに電車が来るのですが、その上部のキャットウォーク状になった部分は改札の外で、普通に商店街があります。なんというか、非常に不思議な構造の駅でした。モノレールの駅までは少し歩きます。

ガンバ大阪サポーターで賑わう大阪モノレールに揺られる事2駅、万博記念公園駅で降りてスロープを歩くと.....

いました! 身長65mの堂々たる体躯も誇らしげに屹立しています。

あまりのインパクトに既に変な笑いを浮かべながらスロープを歩いていると、丁度列車が来たので1枚。東京ではゴジラが新幹線その他、様々な列車を襲ってますが、あれは映画の中の話。ここ大阪では現実に太陽の塔が大阪モノレールに襲い掛かっています。思わず怪光線とか色々描き加えたくなります。

太陽の塔とガンダム。発狂しそうになる取り合わせですが、隣接するエキスポランドでこういうイベントが行われるのです。しかし.....↓

会期は14日から。この日は8日。一週間前に来てしまったので見れませんでした、というか、このイベントをやるというのを思い出したのが来る途中のモノレール車内の広告見てという有様なのでそれだけどうでも良かったと(実際あまり評判も良くないようです)。上記2枚の写真は最近親交があるシャア専用ポータルさんで使用されました。

正面から。塔の手前は芝生の広場になっていて、広々としています。近々何かのイベントがあるらしく、2間×3間のテントが張ってありました。ちなみにここは「自然文化園」という施設の敷地内で、塔に近付くには¥250の入場料が必要です。

写真では写っていませんが、この時の天候は天気雨。異常な物がある場所には異常な天候、という事なのでしょうか。

「黄金の顔」。何やら怪しげな怪光線発射装置が眼の部分から覗いています。上部のこれまた怪しげなアンテナ部分にはキャットウォークらしき物も。Dimage Xiは金ピカの物に強い模様。

「太陽の顔」。なかなかふてぶてしい面構え。見る角度によって口を閉じているようにも喋っているようにも見えます。

「猫背のビール瓶」といった趣の側面。両腕は意外に反り返っています。背面の「黒い太陽の顔」の周辺部も見えます。

正面から見上げている人がいましたが、まるで悪の首領に命令を受ける幹部のような雰囲気でした。

「黒い太陽の顔」。ここまで徹底していると浮かれて万博にやって来た親子連れをシメる為にやっているとしか思えません。

よくよく見ると、タイルで出来ていました。

回り込んで右側から。あまりの量感に圧倒されます。

胴体部分の訳の解らん赤いライン(背面の濃紺の部分も)ですが、実はこのように細かいタイルを貼り合わせてあります。とても贅沢な作りです。

正面前にある看板。当時は中に入れたようです。「黄金の顔」のキャットウォークにも行けたのでしょうか? また、地底にも顔があったそうですが、今はどうなっているやら。どうせなら全部当時のままにしておいてくれれば楽しかったのに。

正面下から仰ぎ見るとこんなです。今度は僕が命令される番。

ふと思い付いて昔ロスの美術館で観たデヴィッド・ホックニーの橋の写真風の合成を。

右手の先っちょ。結構可愛いです。

誰もいない寂れた所かと思っていたら20人位の見物人がいて意外でした。一番意外だったのがこの2人。太陽の塔を写生していました。それにしても、こんなとんでもない物をおっ立ててしまう程のパワーが万博にはあったようで、イベントの仕事もしている身としては毎回毎回規模縮小、予算削減、酷い時はイベント自体が消滅という現状とのあまりの差に愕然とします。

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